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栽培土壌学研究室
Suzuki Kanako Laboratory
国内での研究活動
緑肥作物を活用した環境保全型農法システム構築
国内においては、長野県の高冷地や伊那谷における緑肥の利用方法について研究を進めています。
野辺山地域では連作障害によるアブラナ科根こぶ病が多発しています。多発した場合は薬剤で土壌消毒しますが、土壌や水系への汚染が危惧されるため、緑肥作物をアブラナ科作物の後作に導入することで根こぶ病の発症を抑止する方法を模索しています。伊那キャンパスではポット試験による各種緑肥作物・植物の根こぶ病抑止効果について調査を進めています。
伊那谷地域では田畑輪換によって低下した土壌肥沃度の回復のために伊那谷の農法に適する緑肥の導入を模索しているところです。
▲健全な
キャベツの根
キャベツの根が根こぶ病に罹患して
瘤状になって腐れたもの
根が瘤状になると水分と養分が吸収できず、
地上部が萎れる
根こぶ病に感染すると
球が小さくなり出荷できない
緑肥作物(下)を栽培した後作のキャベツは
根の瘤も少なくなり、生育も良好で球も大きくなる
緑肥作物を後作に導入することで根瘤病の発生軽減に貢献
学会発表ポスター<園芸学会 令和5年度春季大会 研究発表>
↓ポスター画像はクリックで拡大表示されます
2023.3.16
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